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12人の超能力者〜EXO〜

第2章 私が姫?


『住む星?私が姫?』

ベク「うん。僕たちはEXO PLANETという星から来たんだ」

『いやいや、私地球人ですよ!?』

スホ「まぁね。色々訳があって…姫を僕達の住む星から地球に送ったんだ」

シウミン「でも、今度は姫に僕たちの住む星に戻ってきて欲しいんだ。だから迎えに来た」

『…でも、私。姫だった時の事何も覚えてない…』

スホ「問題はそこなんだよ。思い出すことができなかったら星に戻れない」

レイ「でもなんとか貴方に戻ってきて欲しい…!じゃないと…」

『じゃないと…?』

レイ「僕たちの星が滅びる…」

『え…。』

滅びる…?私がいないと…?

D.O.「だから姫には記憶が戻るようにここで暮らしてもらう。記憶が戻ったら星に帰ろう」

『え?ここで暮らす!?待って…私には家族が!学校だって…』

クリス「いなかったことになってる…」

『え?』

クリス「貴方はこの世に存在しなかった事になってる。もう誰の記憶にも貴方は残ってない」

『嘘…』

記憶に残ってない…!?
あんなに優しかったオンマとアッパの記憶にも?
大好きだったオッパの記憶にも?
大切なチングの記憶にも?
誰の…記憶にも??
私は存在しなかった事になってるの…?

タオ「だから姫。ここで暮らそう?」

『…わかった。』

誰の記憶にも残ってないなら…
星を助けるしかないんでしょ…?

さよなら…
皆。
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