• テキストサイズ

【HP】怪鳥の子

第49章 吸魂鬼(ディメンター)


「で、マルフォイ、一体何があったんだ?ディメンターが何をしたんだ?」

 リー・ジョーダンがドラコに尋ねた。ドラコはしばらく沈黙していたが、ついに低い声で答えた。

「----さぁね。列車が止まったから前の方に行ったんだ。そしたら、あいつらが勝手に乗り込んできて……」

 その時の様子を思い出したのか、ドラコの顔は普段も青白いのに、さらに白くなった気がした。が、ミラはハッと思い出した。さっきのディメンターは更に列車の奥へ進んでいったのではないだろうか?列車の一番後ろにはハリーたちがいる。ミラはズボンのポケットに入れていた杖を抜くと、ドラコたちを押しのけてコンパートメントの外へ飛び出していった。

 フレッドかジョージ、どっちかわからないが、ミラの名前を呼んでいたが、ミラは構わず一番後ろのコンパートメントまで逆戻りした。なぜコンパートメントを出てしまったのか、後悔ばかりを思いながら、ミラは走り続けた。
/ 677ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp