第2章 密事〜禪院直哉〜
半年後、直哉くんは勢い余ってプロポーズしてきた。
もちろん返事は……おあずけしちゃった。
身悶える直哉くん。
可愛いんだから。
3ヶ月、のらりくらりかわし続けた。
そしたら直哉くん、ウチの父に直談判しに行っちゃった。
父は渋々了承した。
そしたら五条家の悟くんにバレるわ高専にもバレるわで大変な騒ぎ。
みんな、私と直哉くんが結婚すると思ってる。
見事に外堀埋められちゃった。
結局、OKするしかなくなった。
まあ、初めからOKだったんだけど。
直哉くんは表向き超亭主関白。
私は三歩後ろを歩いてる。
だけど、2人っきりの時は違う。
直哉くんは私の言いなり。
もし、浮気したら金玉潰してやるって言っておいた。
直哉くんは私だけのものだから。
大好きだよっ!直哉くん。
〜おしまい〜