第2章 密事〜禪院直哉〜
「私を誰だと思ってるの?」
「っ……そういやみやびちゃんとこも御三家やったな。」
「それに私、この前特級になったの。」
「何やて?」
特級って、俺より上やん。
「エッチやめてもいいの?」
「……ごめんなさい。」
「私の言う通りしないとイかせてあげない。」
いやらしい目つきで俺を見下ろすみやびちゃん。
「言う通りにするから。」
なんでこの俺がこんな事言わなあかんねん。
すっかりみやびちゃんのペース。
「直哉くん、舌だして。」
「うん。」
言われた通りに舌を出す。
そしたら、みやびちゃんも舌を出して俺の舌を舐めた。
エロいわぁ。
「みやびちゃん、めっちゃエロいやん。」
「ダメェ?」
また色っぽい声出して。
俺の体を舐め回した後、ようやくその時がやってきた。
「直哉くん、入れたい?」
優しく聞いてくれるみやびちゃん。
「うん。入れたいよぉ、みやびちゃん。」
「生はだめだよ。お互いめんどうは困るでしょ?」
「うん。そこのテーブルの上にあるよ。」
みやびちゃんがゴムつけてくれた。
触られただけでイキそうやった。
「入れちゃうよ。」
「ええよ………ああ!」
みやびちゃんがゆっくり腰を落として俺のがみやびちゃんに飲み込まれた。
結局、入れたら気持ち良すぎてすぐにイッてもうた。
女に腰振られてイカされるやなんて。
こんな女初めてや。
初めは何も知らんフリしてたのに。
今は180度違う。
「直哉くん、早すぎ、早漏。ぜんっぜんダメ。」
終わってからめちゃめちゃ怒るみやびちゃん。
「ご、ごめんなさい。もっかいしよ?なっ?次はちゃんと長持ちさせるから。」
俺、何ちゅう事言うてるんやろ。
「じゃあ、チューして。それから優しくギュッて抱きしめて。」
そう言って口を尖らせるみやびちゃん。