第2章 密事〜禪院直哉〜
さっきと全然違う。
めっちゃ上手いやん。
何やこれ。
「ああ、イク!」
そこでいきなり動きが止まった。
「ふぅ、お口疲れちゃった。」
「何で止まるねん、お前アホちゃうか?」
俺の顔を見つめてニコッと笑うみやびちゃん。
「お、あ、ず、け♡」
「おあずけ?ハァア?」
体を起こし、みやびちゃんと向かい合う。
「あのね、直哉くん。おあずけしてからイクとすごいんだって。」
「お前、誰?」
「加茂みやび。」
「いや、そう言う事やなくて。お前、いきなり態度変わっとるやろ?」
「ダメェ?」
色っぽい声やわ。
おあずけくらっとる俺の息子がたまらんなるやろ。
「っ……あっ、やめろ……」
たまらんなったとこ、また指で先っぽをクルクルし始めた。
そして俺の耳に口を寄せ囁く。
「感じてる直哉くん、可愛い。」
「ああ、みやびちゃんどういう事?ホンマはめっちゃエロいんやん。処女っていうのも嘘か?」
「だって、その方が直哉くんに好かれるかと思って。」
えっ?という事は………
「俺のこと好きなん?」
「直哉くんが可愛かったから♡」
「俺が?可愛い?」
「うん。昔から可愛かった。」
「昔からって、お前、昔は子供やったやんけ。」
みやびちゃんを睨みつけた。
「直哉くん、イかせて欲しい?」
こ、こいつ……しゃあない、とりあえずやる事やってからや。
それからこの女を問いただして、それから服従させてやる。
「イかせてや、早く、みやびちゃんの可愛いお口に入れてよ。」
「じゃあ、先に私を気持ちよくして。まだイッてないから。」
「ええよ。」
しゃあない、コレも気持ちええことして貰うためや。
俺が女の頼み聞くなんて生まれて初めてや。