第5章 遮二無二〜伏黒恵〜
だって恵が好きだもん。
恵に求められて幸せだもん。
もっともっと、愛されたいもん。
あれ?
私、涙が出てる?
何でだろう。
気付くと恵が何やら考え込んでいる様子。
「恵?どうしたの?」
体を起こす。
「ごめんな。怖かっただろ?」
そう言って抱きしめてくれた。
優しく。
わかってくれたんだ。
本当、優しいなぁ。
強くて優しくてカッコよくて最高の人。
恵はそのうち私より強くなる。
悟もそう言ってたし。
恵の複雑な家庭環境も、津美紀ちゃんの事も全部わかってる。
恵を助けてあげたい。
恵の力になってあげたい。
今日はただ遮二無二あなたを求めたけど、これからはゆっくり進みたい。
だけどこれだけは言わせて。
「恵のエッチ、すごく上手だと思うよ。」
そう言ったら顔を真っ赤にする恵。
耳まで真っ赤。
可愛い。
「これからもっといっぱいしようね♡」
そう言ったら押し倒されてまた食べられちゃった。
いっぱい大好きって言ってくれた。
「大好きよ、恵。」
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