第76章 カミュの過去
カミュの後ろ姿をみんなは見ていた。
「どうしちゃったのかしら?
ねぇ?一先ず彼を追いかけましょう?」
シルビアに言われブレインはうなづいた。
「カミュさんが向かったのって…
あの告げ口のために1人兵士が走っていきましたよね?
てことは、この先にキラゴルドが?」
サランの言葉にハッとした。
「うむ、確かにそっちの方向へ向かったな。」
「そうなると、危ないわね。カミュは今戦える状態ではないし、キラゴルドが彼を求めているわ。」
ロウもマルティナも真面目な顔になる。
「そうだな、早く向かおう。」
グレイグに言われ一同は急いでカミュを追いかけた。