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月夜の歌姫

第72章 記憶喪失の少年


ブレイン達がもうすぐに新しい地へと向かうことを知ったハンフリー達が見送りに来てくれた。

「あんた達には2度も助けてもらったな。
感謝してもしきれない。」

「サランお姉ちゃん、もう行っちゃうの?」

「うん…。まだ見つかってない人がいるから迎えに行かなきゃ。」

「そっか…」

ガッカリするラァラの頭をサランは優しく撫でた。

「また来るからね。」

ラァラはニコリと笑って大きくうなづいた。

「それじゃあわしらは行くとしようかの?」

ロウがグロッタの町の出入口へと歩き出した。
それに続いてマルティナもブレインたちもグロッタの町を後にする。

「これからどうするんですか?」

「一先ず、外海の様子を見ようかと思っておる。」

「マーメイドハープをマルティナが拾ってたみたいでの。とりあえずソルティコの町から外海に向かうんじゃ。」

「そうなんですね。」


ブレインが外に出てルーラと唱えると真っ直ぐソルティコの町へと体が飛んだ。
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