第56章 崩壊
ホメロスはサランを抱え命の大樹へと歩みを進める。
ホメロスが着く頃、ブレインは大樹の魂へと近づいていた。
「何とか間に合ったな。」
右手で先程と同じく闇の力を溜め一気に放つ。
ブレインはその衝撃に倒れた。
それに驚きみんなが振り返る。振り返った時、その光景に息を飲んだ。
「てめぇ、ホメロス!?いつの間についてきやがった!
それにサランをどうするつもりだ!?」
カミュが短剣を取り出す。
「尾行に気付かぬとは、まったくにぶいネズミ共だ。
こいつがこのチビを追いかけ戻ってきた時に私の尾行に気がついた時は少し焦ったがな。」
マルティナが走り出しホメロスに蹴りを入れるがサランと戦った時同様闇のバリアが働き傷1つ付けられなかった。
みんなもマルティナに続いてホメロスと戦うがホメロスはビクともしなかった。
そして、後からやってきたウルノーガとホメロスによって大樹が枯れ落ちていった。