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月夜の歌姫

第47章 古代図書館


図書館に着くとその空間はぎっしりと本で埋め尽くされている。古びた図書館で人も立入ることが少なかったのかそこらには魔物が徘徊していた。

「うむ…やはり魔物共がおったか。ふむ…かつての人は魔女を封印する本を簡単に入れぬよう入り組んで作ったと聞いている…多分真ん中の柱に部屋があるのだろう…しかしあの部屋に行くための道がイマイチ分からないんだ…なにか手立てがあるか探してみよう。」

エッケハルトが真ん中の大きな柱みたいな本棚を見つめた。
魔物に注意しつつ二手に別れ、行く道を探しているとカミュがスライムを見つけた。

「へぇ、こんなところに人が来るなんて珍しいね。ここは古時代の貴重な本が納められてる古代図書館だよ。」

「なぁ、あんた。この図書館の中で最も貴重な本が置いてある場所がどこだかわかるか?」

「どこにあるかは分からないけど、代わりに面白いことをおしえてあげるね!」

スライムはぴょんぴょんと前へ進み緑色に光るスイッチの前で止まった

「ここの図書館はねこのスイッチを押すことで仕掛けが動いて行けなかった部屋にも行けるようになるんだ。
今は階段がないけど、とりあえずここを押してみて」

スライムが言うようにブレインは緑に光るスイッチを押すとゴォーっと大きな音が響き図書館が動き出した。
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