第45章 英雄と魔女と勇者と
本人は大丈夫もう離れないからと言っているが1度迷子になってた以上、シルビアに従うしかなかった。
「シルビアさん、やっぱり心配してましたね。
2人が見えなくなった時、落ち着かないと思ったら。」
セーニャがコソッとベロニカに耳打ちをする。
ベロニカはなんとも言えない顔をした。自分もブレインがいなくなった時は落ち着かなくなっていたことも事実。ベロニカはシルビアのことを何も言えなかった。
「確かに入り組んでおるな…ふむ。
魔物も多少強い奴らがいるようじゃの。皆の者、十分に注意を払って進んでいくとしよう。」
つかつかとみんなで歩いていると見たことも無いモンスターが確かにいる。
「あ!かわいい!けど…?あれ?」
「あ…!サラン!危ないわよ?」
サランがシルビアの手を離れあるモンスターに駆け寄った。