第39章 少女メルの正体
ベロニカは吹っ飛び後ろにいた、ブレインに支えられる。
「ありがとう!」
ブレインもうんと頷き、メルトアに攻撃をする。
しかし、カミュによって防がれた。
さらにメルトアはブレインの特技を封じ込め、セーニャを魅了する。
「セーニャまで!?」
ベロニカが驚きの声を上げるとメルトアは不敵に笑う。
ーーさぁ、私の可愛い触手たち。出ておいで。
するりとメルトアの背後から茨の触手たちが出てくる。
触手はまるで頭を叩きつけるかのようにブレインたちに襲いかかってきた。
「ブレインちゃん大丈夫!?」
シルビアが剣で攻撃を弾くとブレインを見た。
その隙に弾かれた触手はシルビアを締め上げる。
「てぁ!!」
シルビアを締め上げた触手にマルティナは爪で切りつけた。
「ありがとうマルティナちゃん!」
シルビアとアイコンタクトを交わし何とかして触手を追い払うが追い払ったところでメルトアの攻撃を受けた。