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月夜の歌姫

第32章 噂のメダル女学院


「でも、メダル女学院なんて秘境の隠された場所にあるんですよね?どうやって行くのですか?」

「あー確かマーメイドハープが導いてくれるって言ってたよな。」

「あれですか?光の柱を通じてということでしょうか?」

「かもしれないわね…とりあえず聞いた話によるともう1つの光の柱がここら辺にあるはずよそっちへ行ってみましょう」

地図を広げながらブレイン、カミュ、セーニャ、シルビア達が話し合っていた。

その頃サランはマルティナとロウとベロニカと4人で武器や防具の手入れをしている。

「いた…!」

サランが手を滑らせ剣の刃先で指に傷をつけてしまった。

「あら?大丈夫?」

マルティナが慌てて近寄る。

「えぇ、これくらいどうってことはないですよ。
あ、それより…あれは?」

サランの視線の先には光の柱が天高くそびえている。

「ほんとだわ!ブレインたちを呼びましょう。
でもその前にあなたの傷の手当が優先よ?」

「それなら、アタシがみんなを呼んでくるわ!」

「えぇ、お願い。」

ベロニカは船室へ向かい、マルティナは慣れた手つきで治療を行った。
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