第31章 人魚の国
それもそうだ、8人でいきなりやってくるのは驚かせてしまうし礼儀がなってない。
「あ…じゃあ私はこの辺で待ってます。」
サランは真っ先に待つと名乗りあげた。
「じゃあ、私も一緒に待つわ!」
「それじゃあ、私も」
ベロニカもセーニャも待つといい、シルビアも「アタシも!」とサランの方へ来る。
「ほっほっほ、それじゃあわしとブレインと姫とカミュで女王に会ってくるとしよう。」
4人を見送り、セーニャたちも海底王国散策と町を歩き出した。
ルナリアは海底王国が一望できる場所へと腰を下ろす。
シルビアもサランの傍を離れずに一緒に座った。
「とても綺麗な場所ですね。」
「えぇ、すごく素敵!」
カラフルなサンゴや魚、楽しそうに過ごしている人魚たちを眺める。
「世界にはこんな素敵な場所もあるなんて…
やっぱりシルビアさんについてきて良かったです!!」
にこりとサランは笑った。