第21章 ユグノア跡地の老人
席を外すといい少し離れたところに向かったサランをシルビアは心配していた。
少ししてからサランの所へいこうと思っていたが万が一、彼女自身が身を断つなんてことがあったら。なんてことを考えたらソワソワしてしまった。
サランに限ってありえないとは思いたかったがそれでも不安はシルビアの心の隅っこに体育座りして離れてくれなかった。
皆が裏山に行き出すということでサランを呼びにシルビアは駆けつけた。
サランはただ泣きながらごめんなさいと言っていただけでシルビアは心からホッとした。
もし、良からぬことが起こってたら…?
想像しただけでも背筋に冷や汗が伝った。