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月夜の歌姫
第18章 表彰式
次の日
目が覚めるとサランは顔を洗い身支度を整える。
その音でシルビアが目を覚ました。
「おはようございます。」
サランの綺麗な微笑みにシルビアの頬がうっすら赤く染まる。
「おはよう、サランちゃん。」
シルビアが起きると同時にドアがノックされる。
一緒の部屋で寝ていたベロニカとセーニャもノック音で目が覚めた。
「おい、俺だ。」
ドアの向こうから聞こえたのはカミュの声だった。
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