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月夜の歌姫

第17章 自分だったら?


もしも、自分を守るためにシルビアが魔物と手を組んだら止められるだろうか?
そこまで自分がお荷物になっていただろうか?
それでも、シルビアがサランを守ろうと助けようとしかしするなら…

サランは、はぁっと深いため息をつくとベッドに入った。

しかしそんな悩みは意味が無いとサラン本人がよく知っていた。

拾われた頃から見てきたその背中は魔物なんかに頼らずいつでも人の笑顔を守ってきた人だ。
これまでも、これからも。

自分でそう思うと、サランの頬が緩みその日はぐっすり眠れた。
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