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「新テニスの王子様」理想のペアと千の技を持つ男

第1章 理想のペアと千の技を持つ男



 真田弦一郎は1人で合宿所内でテニスの武者修行です。幸村精市は不二周助、切原赤也は白石蔵ノ介と組んで空いているコートを使って練習、柳蓮二は乾貞治と給湯室で新たな汁の開発でいませんでした。仁王雅治は跡部景吾に呼び出されていることが多いからか、丸井は仲間を練習に誘えません。


 相棒のジャッカル桑原も、柳生比呂士を始め宿舎部屋のルームメートの青学の桃城武と不動峰の伊武深司と練習に誘われていました。それを丸井が散歩に行く前に見たため、立海で誰も練習に誘える相手がいないと思ったようです。



 また、宿舎部屋の丸井とルームメートの氷帝の芥川慈朗と向日岳人も、六角中の天音ヒカルと黒羽春風に練習に誘われていました。そのことを思い出していた丸井は俯きがちな表情になります。



 「丸井くん、どうしましたか?」
 木手が近くに来て尋ねると、丸井は首を振り、



 「別に何でも。なっ、キテレツ、一緒に打とうぜ」
 もう一度、木手を練習に誘いますが、



 「お断りしますと言ったはずですが。オレは筋トレの続きがしたいので」
 と、断られてしまいました。



 「わかった。ここでお前が筋トレ終わるのを待ってるからさ。それから打とうぜ」



 「練習相手、オレじゃなくてもいいでしょう」
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