第1章 理想のペアとカレイドスターズ
「じゃあ、三船監督とカレイドステージのオーナーとレオンさんが話していたことは…」
「はい、本当のことですよ。一つだけウソが3人の話が大したことなかったことについてです。本当は大した話をしていたようですよ」
「お前、今回の特訓が始まる前の話に戻るけど、ケンさんが困ってた話をしていたよな。それと関係ある?」
「ええ、おっしゃる通り、ありますね。レオンさんがオレたちの特訓をし、カレイドステージで成功を収めたら、苗木野そらさんとのステージをいつもの倍に増やすと条件を出したそうですよ。条件を出した人物は、カレイドステージのオーナーですね」
「なあ、オレたちがステージを成功または失敗したら、三船監督は何て言ってたんだよ? ケンさん、聞いてたんだろい?」
「そのことに関しては、丸井くんに謝らなければなりませんね。三船監督は何もおっしゃっていなかったようです」
「何だよぃ、ステージ成功しても失敗してもオレたちに影響ないじゃないか。それに、ここまで話を聞いていると良いことじゃないか。オレたちがステージもし成功させたら、苗木野さんとレオンさんのステージが倍になるんだろい」
「そこです。そこがケンさんにとっておもしろくないようです。彼は、苗木野さんがレオンさんとパートナーで数多く活動されることを反対しています」