第1章 マイマイとプリズムジャンプ!
「そう」
「みおんちゃん、まあまあ」
金髪の少女をなだめる赤い髪の少女と、
「みおん、お客さん何人か帰っちゃってるじゃん。遠くからせっかく来てくれたのに」
金髪の少女にびしっと片結びをしたオレンジ色の髪の少女でした。
「ふん、プリズムスターよりcallingsの方に興味持ってるようじゃ帰ってもらった方がマシ」
「もう、みおんちゃんたら……」
「あんた厳しすぎ」
「あんたたちは甘すぎるの」
「あ、あのー、プリズムスター体験ってどんなことをするのですか?」
マイマイが恐る恐る少女たち3人に声を掛けると、金髪の少女はニヤリと笑います。
「そ、あなたのような人、みおんは歓迎」
「プリズムスター体験、楽しいですよ」
赤髪の少女もニコッと言い、
「さっ、こっちこっち」
オレンジ色の髪の少女はマイマイの手を引っ張って行きました。
「ちょっ、どこ行くのー?」
謎の少女たち3人にマイマイが連れて行かれた場所は広いスケートリンクでした。callingsの3人もあとから来ました。
「ここは……?」
マイマイが広いスケートリンクを見てから少女たちに尋ねます。