第2章 丸井VSアイチ、木手VSカムイ! イメージ先はテニスコート!
「オレのターン、終わります」
「オレのターン、ドロー。キング・オブ・ソード、オレ様ライド!」
「さっきからあなた、ヴァンガードのグレード重なるごとにオレ様、オレ様言っていますね」
そろそろカムイのセリフにツッコむ木手です。
「ふっ、これがオレのファイトスタイルなんだよ。あんたにもあるだろ? そういうの」
「ありませんが」
「……まあいいや、オレのターン続けるぜ。エネルギー・チャージャー、タフ・ボーイ、カレイドエースをコール。カレイドエースのブースト、タフ・ボーイでヴァンガードにアタック」
「ガードしません」
木手はダメージゾーンに2枚目のカードを置きます。トリガーはありませんでした。
「エネルギー・チャージャーのブースト、キング・オブ・ソードでヴァンガードにアタック」
「ガードしません」
と、木手はまたカムイがドライブチェックを引く前にダメージゾーンに1枚カードを置いてしまいます。ちなみにトリガーはありませんでした。
「ダメージチェック、引くの早えって。ドライブトリガーチェック、クリティカルトリガーを引いたから、もう1枚山札からカードを引いてダメージゾーンに置きな」
「………」
木手は目を閉じ、ダメージゾーンに4枚目のカードを置きます。トリガーはありません。