第1章 いちご、カロス地方へ
「3日後、カロス地方か。美月さん行って、いちごも行くのかー」
「うん、スペシャルアピールの参考になるかもって美月さんが」
「いちご、悩んでたもんね。応援してる」
「ありがとう、あおい。じゃ、ちょっと学園長のところに行って来るねー。外出許可とらないと」
「うん、行ってらっしゃい」
ぱたんといちごが部屋の入口のドアを閉め、彼女の足音が遠くなったあと、あおいは引き出しの中から何かを取り出しました。それは何と、カロス地方、トライポカロンのチケットだったのです。いちごが美月から受け取ったチケットと同じものでした。
あっという間に3日後となり、いちごは美月と同じ便の飛行機に乗り、カロス地方へ行きました。そこに到着すると、いちごは美月と別行動になります。
美月は迎えの車がミレアシティの空港前で待機していたため、それに乗って行きました。いちごは歩きです。
別行動になる前、美月からトライポカロンが行われる場所と地図のコピーが渡されていました。いちごは地図を見ながら、現在地のミアレシティからヒヨクシティに向かって歩いていました。すると、カロス発電所のところに来てしまいます。