第1章 捕らわれのアイドルたち
「って、あれ、クロームに戻ってた」
「クローム、いいや骸、行っちまったな」
「……明日の放課後、みんなを集めて相談しよう」
このあと、綱吉はリボーンと帰宅し、学校で出た宿題をリボーンの家庭教師付きで終わらせ、就寝しました。
そして、翌日の放課後、綱吉は山本たちを誰もあまり使わない教室に集めます。ランボと京子の兄の笹川了平、雲雀恭弥もいました。雲雀は群れるのが嫌いだと綱吉たちより離れた場所に立っています。
「みんな、部活もあるのにありがとう」
「いいってことよ」
山本がグッドサインを出し、
「10代目が話あるとなっちゃ、無視出来ませんからね」
獄寺は頷き、笑顔を見せました。
「ランボさまも聞きたい、聞きたーい」
ランボは張り切った様子で手をあげ、
「沢田、どうした?」
と、了平は不思議そうに尋ねます。ツナは深呼吸したあと、話し始めました。
「アイドルたちの行方不明事件、やっぱりマフィアの仕業だった。昨日の学校の帰り、クロームに会って実体化した骸が幻術で見せてくれてわかったんだ。ルドイアって言う7人のマフィアなんだけど」
「だっさ、アイドルを反対に読んだだけですね」
すぐ獄寺が吹きます。