• テキストサイズ

「アイカツ!×リボーン」

第2章 ボンゴレファミリーVSルドイア〈獄寺〉



 「あなたがドなら私はレ、あなたがレなら私はミ、私は上を行くよ!」



 「音城セイラが歌う前に言うセリフか。本人まるまるそっくりじゃねえか」
 と、ニセモノのセイラの声が聞こえていた獄寺が動揺していました。事前に彼女の動画を観て、セイラのことを覚えた獄寺は両手をポケットに突っ込み、人混みを先をじっと見ます。わずかにセイラのポニーテールの赤い髪だけ見えていました。



 ニセモノのセイラの歌声が響くと、急に彼女の周りにいた人たちの姿が消えます。獄寺とニセモノのセイラの2人きりです。獄寺の目付きが鋭くなります。



 「そんなに怖い目で見られたら歌えないですよ」
 と、ニセモノのセイラは歌うことを止め、苦笑しながら獄寺のところに来ました。



 「ニコニコな目で見てられるか。あんたはホンモノの音城セイラじゃないんだからな」



 「私の幻術に対抗出来る人がいるとはね」
 ニセモノのセイラが目を閉じ、パチンと指を鳴らすと、目付きの悪いピンクのワイルドヘアの男性姿に変わります。



 「それがあんたの真の姿か。ホンモノの音城セイラはどこだ?」



 「お前の付けている指輪、ボスから書物を見せてもらったことがある。ボンゴレファミリーか」
/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp