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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第10章 学級委員長争奪戦!


−緑谷side−


(あくあちゃん、相澤先生に呼ばれたまま戻ってこないなぁ)


クラスメイトと話しながら
そんな事を考えていると
峰田くんが大声で話しながら
教室に入ってきた


「おいお前ら!おいら見ちまったんだ…!!」

「どうしたんだよそんなに慌てて」



そう言ってうずうずと落ち着きのない
峰田くんを切島くんがなだめる



「たまたま声が聞こえたから行ってみたら見ちまったんだ……相澤先生が海波の頭を撫でてるところを!!」



「「えええ??!?」」




(え…?相澤先生が…あくあちゃんの頭を…?え??)


訳が分からない。


のは僕だけじゃ無いみたいで
クラスが一気に騒がしくなる。


「え?なになにどーゆーこと?!」
「禁断の…恋っ?!」
「あの2人そういう感じなの??」


相澤先生とあくあちゃんが…?
でも…だって、教師と生徒だよ?


だが、保健室で話してた時、
あくあちゃんの過去を知るのは
相澤先生とリカバリーガールだと
言っていたことを思い出す

どういう関係かはわからないにしろ
何かしら繋がりはありそうだ。


「峰田それ本当?」

「本当だって!あの2人きっとそういう関係なんだよ…!!」

「でもあの2人妙に仲良いような感じはあるよね」


そういう関係と決めつけるのは
早い気がするけど、
たしかに仲良いなとは思っていた。

あくあちゃんは相澤先生にタメ口だし
たまに下の名前で
呼びかけていたことがあった気がする。




「チッ…くだんねぇ。教師と生徒同士なんてあるわけねぇだろ」




騒がしい教室内に
かっちゃんの低い声が響いた

いつものように
怒鳴ってくるわけでもなく
静かにそう言った。

これはこれで逆に怖い

多分今かっちゃんは
イライラしているんだろう。


「え…何爆豪もしかして嫉妬「んなわけねぇだろ黙れや!!」

「なーんか怪しいぞ…!!」

「もっかい言ったらぶっ飛ばす」


かっちゃんが珍しく
少し焦っていたような…?
それってまさか…。

いや、あのかっちゃんだぞ…?


みんなの頭の中に一つの疑惑が
浮かんだところであくあちゃんが
教室に戻ってきたのでその話は中断された


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