第6章 ヒーローを目指すと決めたから
でも…
それでも、恐怖に負けたくない。
強い個性に生まれて、
強制的にヒーローへの道を進まされて、
こんな個性、
なければよかったって思ってた。
けど、今は違う。
ヒーローを目指すと決めた。
私の個性で救える命があるかもしれない
それなら自分の個性を、
この個性でよかったと思えるようになりたい
そのためには、
こんな初めで立ち止まってちゃだめだ。
ヒーローを目指すと決めたから!!!!!
『出久くん!!!!』
爆豪くんと出久くんの前に
飛び出したその時、
私の手から勢いよく水流が発生した。
竜巻のように勢いよく
円を描きながら爆豪くんに直撃する。