第5章 戦闘訓練!!
『でも、人数が2対3になっちゃうけど、それはいいの?』
きっとみんな強いんだろうけど
私はこれでも仮免を取得している
一応それだけの実力はあるし人数が
多いのは敵側が不利になってしまうだろう。
「それも考慮済みだ!人数で差が出来ないようにヒーロー側の一人にはハンデを与える!」
『ハンデ??』
「ハンデを持った者は敵の捕獲、核兵器の回収は禁止だ」
ということは、
チームのサポートという感じになるのか。
「で、そのハンデは君にもってもらいたいんだがいいかい?」
『えっ私?!』
私に来るとは思っていなかった
いや、まあ三分の一の確率なんだけども。
「君は推薦入学者だろう?これくらいのハンデ、乗り越えていけるさっ!!」
「「推薦入学者?!」」
「あくあちゃん推薦入学だったの!?」
『えっ~と…一応』
出久くんが驚いた表情で問いかけてくる
中3のころから出久くんと
知り合いだったけど
推薦が来ていることは話していない
ヒーロー科のある学校に入学するために
毎日特訓して頑張っている人の前で
自分は推薦入学だなんて言えなかった
「てことで頼んだぞ!」
オールマイトは私に向かって
ガッツポーズをした。
(ハードル上げないで…)
「ではでは続いて最初の対戦相手は…こいつらだ!!Aコンビがヒーロー、Dコンビが敵だ!!」
(ええっと、Aコンビは出久くんとお茶子ちゃんで、Dコンビは……)