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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第5章 戦闘訓練!!


−あくあside−

「わーたーしーがー、普通にドアから来た!!」

私と爆豪くんが教室に駆け込んでから数秒後、オールマイトが現れた。
それと同時にクラスメイト達はざわつきだす。それもそのはず、オールマイトはNo.1ヒーロー。そんな憧れのヒーローが先生だなんて、テンション爆上がりだ。

「オールマイトだ!すげえや本当に先生やってるんだな!」
「銀時代のコスチュームだ!画風違いすぎて鳥肌が…」





「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作るため、様々な訓練を行う科目だ!早速だが今日はコレ!戦闘訓練‼︎」

オールマイトは教室に入ってきた時の勢いのまま話し始め、[battle]と書かれたプレートを目の前に掲げた。わざわざ作ってきたのだろうか。

「戦闘訓練…!!」

(戦闘訓練か…正直、敵以外に個性で攻撃するのはまだ抵抗があるんだよなぁ)



「そしてそいつに伴って…こちら!」

オールマイトが指さした先にある壁がいきなりゴゴゴゴゴと振動しながら動き始め、ボックスに入った大きな棚のようなものが現れた。

「入学前に送ってもらった“個性届け”と“要望”に沿ってあつらえた戦闘服!!(コスチューム)」

「「「おぉぉぉぉぉ!!」」」
「コスチューム…!」
周りを見渡すまでもない、クラスメイト皆がわくわくしているのが伝わってくる。

「着替えたら順次、グラウンドβに集まるんだ!!」
「「「はーい!!」」」

オールマイトからの説明は、A組全員の元気な返事とともに締めくくられ、コスチュームを手に取ったものから更衣室へと向かった。





どんどんクラスメイトが教室から出て行く中、私は1人目の前にある自分のコスチュームを眺めていた。


『これ着るの、何年ぶりだろ…』


「あくあ少女?どうしたんだ?」

いつのまにか教室から生徒はいなくなっていて、今この場にいるのはオールマイトと私の2人になっていた。
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