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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第24章 雄英体育祭の始まり


–あくあside−




《一年ステージ、生徒の入場だ!!》



アナウンスが入るとともに私達は
控え室から会場の方へと向かい始める



《雄英体育祭!ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る年に1度の大バトル!どうせてめーらあれだろこいつらだろ!?敵の襲撃を受けたにも関わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!ヒーロー科1年A組だろおおお!?》


ワァァァァという大きな歓声と共に
会場へと入場する。

周りを見渡せば客席には沢山の人が、
その中にはヒーローも沢山いて
雄英ってやっぱすごいな…と改めて思う



「選手宣誓!!1ーA、爆豪勝己!」



『え、勝己くんなの!?』
「え、かっちゃんなの!?」


勝己くんの名前が呼ばれたのと同時に
私と出久くんの声が重なった。


「あいつ一応入試一位通過だったからな」


まじか。
いや、たしかに勝己くんの事
すごいとは思ってたけどさ?!





「せんせー。俺が1位になる」





勝己くんは段に登ると
ポケットに手を突っ込んだまま
静かにそう言った。



「「「絶対やると思った!!」」」



またたくまに起こるブーイングの嵐をよそに
当の本人の勝己くんは全く動じない



(あれ…まだ何か言おうとして____________)



「んで、お前は」



何か言いたげな勝己くんは
ポケットにつっこんでいた右手で
私達の方を指さす

と同時に勝己くんと目が合った。



『…?』


あれ…?ん?
もしかして私に指差してる??

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