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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第3章 担任だなんて聞いてない


–あくあside−



「まった。…お前、名前は?」



私が保健室から出ようとすると、赤と白のおめでたい髪色の彼に後ろから呼び止められた。

(保健室に入ってきた時から思ってたけど、この人めちゃくちゃイケメンだな……ってそうじゃなくて!!)

『…私は、海波あくあ。…あなたは?』







「……俺は轟焦凍だ。」






『じゃ、じゃあねっ轟くん!それと出久くんも!』

轟くんが真っ直ぐ私の目を見てくるもんだから硬直してしまった私はそれを誤魔化すように保健室から走り去って行った。







(彼、なんで私の名前聞いたんだろう?さっきもいきなり保健室に入ってきたと思ったら無言でじっと私の方見てくるし…)





でもあの髪色、どこかで見覚えが…

いや、きっと気のせい、だよね。

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