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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第17章 この感情は、厄介だ


−あくあside−


『個性の使いすぎ、か…』


制服へ着替えるために
コスチュームを脱ぎながら呟いた


私が二日間も眠っていた理由、

私は昔から個性を沢山使いすぎたり
突然高威力で使ったりした後は
決まって寝込んでしまう


あの時治癒の高威力の個性を使った後に
個性が暴走したから体への負担は
結構大きくて気づいたら二日もたっていた



『どうしてもあの眠気には逆らえないんだよなぁ…』





「あくあ、入んぞ」


コスチュームを脱ぎ終わり
制服を手に取ったその時、
ドアの外から声が聞こえた



『あ、うん。…ってえ?!え、ちょっと待っ』



その声の主は声からして
多分勝己くんだと思う


そして今私は絶賛着替え中なうである


ついでに今下着しか着てないという
最悪のタイミング。




『…待ってこっち見ないでっ!!』

「あ?…なっ、おま、なんでそこで着替えてんだよ!」



全力で制服で体を覆って後ろを向くけど
多分隠せてない


『っいいからとりあえずドア閉めてドア!』


バタンッという音とともに振り返ると
そこには勝己くんが立っていた


『いや何で勝己くんこっちにいるの!?ドア閉めてとは言ったけど普通外出るでしょっ…!!』

「あ。」

『あ。じゃないでしょ出てってよー…!』

「開けて誰か通ったらどうすんだよ。後ろ向いてっからとにかくはよ着替えろ!!」

『誰か通ったらって……それじゃここにいる勝己くんはいいって事になってるんだけど…』



とにかく勝己くんが後ろ向いてくれてる間に
急いで制服を着る



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