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袖触れ合うも他生の縁(銀魂:銀時夢)
第2章 塞翁が馬
時が止まったかのようだった。今、彼から聞こえた言葉は、聞き間違えではないのだろうか。彼が、私を…。
「俺は、お前が好きなんだ。今も昔も変わらずな。」
反応のない私にもう一度、主語などが抜けないように繰り返す。信じられない事実に、顔に熱が集まり始める。
「お、良いねぇその初々しい反応。相変わらず照れやすいのな。」
いたずらが成功した子供のような表情で彼は言った。そして銀時さんは口づけを一つ、私の額へと落とした。
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