• テキストサイズ

~セーラー服と銀八先生~ 銀魂3Z沿い小説

第7章 【第五講 前半】文化祭は何かとトラブルになるけどそれも又青春


 ○○は再び校内を巡回する。
 この中に必ず、悪事を働いているならず者がいる。
 ワイワイと笑顔を浮かべて文化祭を謳歌する老若男女。
 この中からさらなる被害者を生むわけにはいかない。

 グッと気合を入れて拳を握った時、ガシャンドゴンという破壊音が響いた。
 続いて、聞き覚えのある悲鳴。

「やめてくれー!」

 それは午前中にも聞いたクラスメイトのグラサンの叫び。
 ○○は駆ける。騒ぎの元はまたしても長谷川の屋台。
 見えた長谷川はグラサンを割られていた。

「長谷川くん!? 今度は何事!?」

 午前に続き、二度までも。
 前から何となく感じてはいたが、長谷川は不幸に見舞われる運命のようだ。

「□□! 現行犯だ! 食い逃げ……つーかもう強盗だろコレ!!」

 ガシャンガシャンと長谷川の屋台から金属音が響いている。
 どうやら荒らされているようだ。食い逃げの神楽より悪質、と思ったら、

「神楽ちゃん!?」

 立ち上がった少女の姿が目に入り、○○は声を上げる。
 犯人は再び神楽だった。

 さらに近づくと、神楽の横に巨大なモフモフが見えた。
 それは銀魂高校に迷い込んだ巨大犬。神楽に懐いて定春と名付けられたワンコだ。
/ 226ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp