第28章 舐める⦅五条ver⦆
久しぶりのデート。
「なな、はい、コレ」
恋人の五条から渡されたのはソフトクリーム。
『やったぁ、ありがと』
上の渦巻きの部分をパクッと食べると、五条が じー っと食べている様子を見ている気がする。
『…なに? 食べにくい』
五「ゴメン、ゴメン。気にせず食べて♪」
不思議に思いながらソフトクリームを食べ続ける。
五「なな、ココ、垂れそうだよ」
五条に指差された場所を慌てて舐めとる なな。
その様子を 満面の笑みで見ている五条。
『??』
五「あ、こっちも溶けそうだよ」
ペロッとすると五条は機嫌が良さそうだ。
『…ねぇ悟………まさか とは思うけど…』
何かを察知した なな は少しだけ間を開けて五条を見た。
『…アイス舐めてるの イヤらしい目で見てないよね?』
五「アハ♪ バレちゃった~?」
テヘ、とする五条に なな はため息をついた。
『なに考えてるんだか…』
五「なな のエロいこと♡」
バカ…、と呆れた声を出す なな であったが、五条は意外と本気だったようで、ソフトクリームがついてしまった なな の手を取り、アイスがついた指をペロリと舐め取った。
目隠し越しでも分かるくらい、こちらをジッと見ている。
五「出張ばっかりで会えないんだよ?
ヤらしい事の1つや2つ考えちゃうでしょ?」
指の先から指と指の間まで スー と舐められた。
五「それに………なな 恥ずかしがって あんまり舐めてくれないじゃん」