第17章 片想い⦅五条⦆
五「じゃ~ん! マイ ハニーの なな だよー♡」
なな の肩を抱き寄せながら、1年生'sに紹介する五条を突き放しながら、『ただの同級生でしょ』と言われ、しょんぼりする五条を見て、何となくの関係性を理解した伏黒と釘崎だったが、虎杖は「違うの?!」と本気で驚いていた。
五「この子は伏黒恵。こっちの子は釘崎野薔薇。
そんで、この子が虎杖悠仁。両面宿儺の器だよ♪」
五条により、それぞれ紹介される1年生's。
『よろしくね』と笑いかける なな は 虎杖のそばに寄り、ジーっと見つめて また笑った。
『ホントに混じってるねぇ♪
いろいろガンバってね、虎杖クン♪』
虎「…ッス…// ⦅五条先生の時と同じくらい近い//⦆」
なな が虎杖から離れようとした その時。
宿「娘…、お前呪術師か?」
『虎杖クンの顔に口と目が!』
驚いている なな をよそに虎杖は、バチン!と自分の頬を叩いた。
『っ痛ったそぉ……』
虎杖の心配をする なな に「あれが宿儺の目と口だよ」と五条が教える。
宿「娘、お前 普段ココ(高専)に居ないのはなぜだ?」
虎「宿儺、お前 質問ばっかだな!」
宿儺の方を見て、なな は「普通の会社員だから」と答えた。
宿「…普通…ねぇ」
意味深に呟き、宿儺は姿を消した。
虎「なな さん、ゴメンな!
今みたいに勝手に出てくる事あるんだ」
申し訳なさそうに なな に謝る虎杖に、なな は『大丈夫だよ』と答えた。