• テキストサイズ

一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第170章 愛(め)でる⦅宿儺ver⦆


『恥ずかしいセリフ』

ふふ、と笑えば、宿儺は「足りんか?」と意地悪く笑った。なな は微笑んで首を横に振ると『十分すぎるくらい伝わってるよ』と言って宿儺に抱きついた。

『いつも ゆっくり話ができなくてゴメンね』

抱きついたまま そう謝れば、宿儺は なな の髪を撫でた。

「良い良い。体力が回復しないまま呪霊と戦って怪我をされても困る。
先ほども言ったように、俺は お前が寝ていようと そばに居るだけで満たされるのだ」

『ありがとう。
もう少し経てば呪霊たちも落ち着いてくると思うから。そうしたら ゆっくり話をしようね』

うとうと と目を閉じながら なな はそう言い、宿儺の腕の中で眠りについた。



呪いの王に見初められ、毎日生得領域に呼び出されていた頃は寝不足が続いていた ななだったが、今では宿儺の腕の中で安心して眠るようになった。
まだ幼さを残す寝顔を眺めながら、宿儺はいとおしそうに なな の前髪を撫でた。

*おわり*
/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp