第162章 束縛カレシ⦅宿儺 現パロver⦆
グイッと腕を引っ張られ、再び宿儺の隣に戻る なな に、釘崎は宿儺を指さして言った。
「宿儺! アンタおかしいわ!
なな 、早く こんなヤツと別れなさい!」
「うるさい小娘だ。お前らの連絡先の登録を許可しただけでも寛大だと思え」
「…こいつヤベェって………」
虎杖の言葉に激しく同意する釘崎に、なな は苦笑した。
「なな は自ら俺にスマホを提示しているのだ」
「ホント? なな 」
宿儺の言葉を疑うように釘崎は なな に聞くと『うん』と返事が返ってきた。
『宿儺って意外とヤキモチ妬きでさぁ、浮気とか疑われるくらいならいっそ宿儺に全部見せた方が早いかな、って』
サラリととんでもない事を言う なな 。
⦅ 2人とも おかしい……
プライバシーは無いのか? ⦆
釘崎、伏黒、虎杖は そう感じたが、もう何も言わない事にした。
「俺以外の男と話す必要が そもそも無いだろう」
『はいはい、私は宿儺だけだよ♪』
なな は ニコ、と宿儺に笑いかけると、宿儺は 満足そうに「当たり前だ」と口角をあげた。
*おわり*