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一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第157章 面白くない⦅宿儺 現パロ⦆


宿儺side

なな は入社当時、いつもオドオドしていた。
仕事の理解も早く、指導係としては何の問題もなかった。
だが、悩み事を相談できずに抱え込む事があるようで、悪いクセだな。
分からなかったら聞けば良いだけなのに聞けないようだ。

「…何が分からないんだ?」

なな の方を向いて聞けば、なな は『えっと…』と口を開いた。

「分からない事や悩み事は相談した方が早い。1人で抱え込むだけ時間の無駄だ」

『…はい』

少し口調がキツかったか?
なな はしゅんとしてしまった。
別に怒っている訳ではない。
どうしていいか分からず、とりあえず なな の頭にポンと手を置いた。

「俺は怒ってる訳じゃない。
お前は仕事の飲み込みも早い、もっと自分に自信を持て。
俺は お前の教育係だから何でも分からない事は聞けばいいんだ」

自分のデスクに肘をついて頬杖をしながら、なな の頭に置いた手を ぐりぐり と撫でる。

『センパイ、力強いです』

顔を赤くしながら そう言う なな に、何故か頬が緩み、フッと笑っていた。

それから なな との距離が近づいたような気がした。
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