• テキストサイズ

一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第143章 マウント⦅宿儺 現パロver⦆


いつの間にか騒がしくなった なな の周り。
宿儺は ため息をついて なな の腕を引っ張り、強制的に立たせると自分の昼と なな の弁当を持って教室を出た。

「あ! 待てゴラァ!」

釘崎がブチ切れながらついてきてくれた。


宿儺に連れて来られたのは、中庭の外れだった。
あまり人が来ないようで静な場所だった。

「置いてくなよ宿儺」

宿儺は虎杖弟の言葉を無視し、伏黒と虎杖は それぞれ腰を下ろし昼食を食べ出した。

「ったく、なな 拉致るような真似しないで ちゃんと誘えばいいでしょ」

宿儺に文句を言いながらも何気に適応力が高い釘崎は なな の隣に腰を下ろして弁当を広げた。

「そう言うなよ釘崎。
宿儺は照れ屋さんなんだよ。月宮 に何て声掛けたらいいか悩んでたんだからさ」

宿儺をフォローしてるのかディスってるのか分からない虎杖に伏黒は ため息をついた。

「ま、大和撫子な なな はモテるからね」

ふふん、と自分の事のように自慢する釘崎に なな は『そんなこと無いよ』と否定した。

「なな と付き合いたいなら本気で口説きに来なさい」

ビシッと箸で宿儺をさす釘崎に『お行儀悪いよ野薔薇』と注意する なな に、宿儺はフンと鼻を鳴らした。

「なな 、俺はこれから本気で お前を落とす。覚悟しておけ」

『ぇ?///』

頬を染め、戸惑う なな 。

「宿儺 男前ェ♪」

兄を応援しているのか、からかっているのか虎杖は片手を挙げて そう言ったが、宿儺の鉄拳が降ってきた。

/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp