• テキストサイズ

一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第122章 見守る⦅宿儺 現パロ⦆


「宿儺のあんな顔初めて見た…」

カシャ…、突然隣から聞こえた機械音に目を向ければ釘崎が2人を盗撮していた。

「後で なな に送ってやんのよ♪ なな 喜ぶわよ~♪」



その頃 なな たちは。

『……取れない…』

しゅん、とする なな 。
すでに二千円は投資しただろうか。
クレーンゲームのアームに一喜一憂する なな を見て、宿儺は口角を上げ優しく なな を見守っていた。

「どうしても欲しいのか?」

なな にそう聞けば『悔しいんだもん!』と返事が返ってきた。

負けずキライなその発言に、宿儺はクスリと笑っていたが、ぬいぐるみをゲットする事に夢中な なな の視界には入らなかった。

「ちょっと貸してみ」

突然、なな の隣から虎杖が現れた。

「?!」

ぎょっとする宿儺を無視し、虎杖は器用に ぬいぐるみを少し動かすと、なな に言った。

「たぶん これで取れるよ」

なな に ぬいぐるみのどこを狙うかや、アームを閉じるタイミングを伝え、実際にやってみる なな 。

ポトッ。

『取れたー! ありがとー悠仁!』

賞品口から ぬいぐるみを取り出し、ぎゅっと抱きしめる なな 。
その様子を満足そうに見ている虎杖。
青筋を立て、明らかに怒りの表情をしている宿儺。

「…お前、何しに来た」

いつもより低い声に、やっと宿儺が怒っている事に気づいた虎杖は ハッとした。

なな の様子を見ていられず、つい釘崎達の元から出てきてしまったのだ。
/ 616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp