第77章 壁ドン⦅虎杖ver⦆
虎「電車乗ってる時、急に黙っちゃったから、もしかして俺との任務イヤだったかな?って」
苦笑しながら そう言う虎杖に、『違うよ、誤解させてゴメンね』と言い、なな は続けた。
『満員電車だったから、距離も近くて恥ずかしかっただけ。
手引っ張って降ろしてくれて ありがと』
虎杖を見て そう言えば、虎杖は嬉しそうに「そっか♪」と笑った。
任務も無事に終わり、ダメ元で伊地知に連絡すれば、迎えに来てくれる事になった。
虎「伊地知さん迎えに来てくれるってさ♪」
『良かった。任務の後の電車は寝過ごしちゃうから しんどい』
あくびをしながら言う なな につられて、虎杖も あくびをした。
伊地知の車に乗り込み、2人は頭をくっ付けながら うたた寝をした。
伊⦅ まだまだ子どもですもんね ⦆
2人の寝顔をバックミラー越しに見ながら、伊地知は安全運転で高専に戻った。
*おわり*