第61章 眠る⦅五条ver⦆
If... 五条ver(学生設定)
『遅くなっちゃった!』
パタパタと廊下を走り、五条の待つ教室へ向かう なな。
ガラッと扉を開けると、五条は自席でうつ伏せになって寝ている様だった。
起こさないように静かに近づくと、スー…スー…とリズム良く寝息を立てて眠っていた。
『待たせてゴメンね』
柔らかい白銀の髪を撫でながら、なな は優しく呟いた。
すると
眠っているはずの五条が笑ったような気がした。
『??』
不思議そうに五条の顔を覗き込む なな に、五条がキスをした。
『?!///』
五「無防備に近づいてくる なな が悪いよ♪」
ニコリと笑う五条に、なな は『いつから起きてたの?』と聞いた。
五「最初から♪」
ふふん♪と笑いながら、五条は続けた。
五「俺、なな に頭撫でられるのキライじゃないかも♪」
机に頬杖を付きながら、ニコニコと なな に言う五条は御機嫌そうだ。
五条を待たせてしまったお詫びも兼ね、なな は『いつでも撫でてあげるよ♪』と笑った。
*おわり*