第59章 眠る⦅宿儺ver⦆
If... なな ver(宿儺 現パロ)
宿儺と なな は家が隣同士の幼馴染みだ。
宿儺は男子校、なな は宿儺の通う男子校 近くの高校に入学した。
『ねぇ、宿儺ぁ、何で男子校入ったの??』
帰宅の電車内。
長椅子に2人で並びながら、なな は宿儺に聞いた。
宿「何となく…」
『え~?! 何となくで男子校行く?!』
一緒の高校が良かった、と駄々をこねる なな に宿儺は「俺が居なくても問題ないだろう?」と言った。
『問題はないけど…
寂しいじゃん…』
ポツリ、と呟く なな は うとうと していた。
宿「…お前、テスト勉強徹夜か?」
呆れるように言う宿儺に、なな は『だって勉強の仕方が分かんないんだもん』と答えた。
宿「近くになったら起こしてやるから、少し寝てろ
それと、勉強の仕方が分からないなら俺が教えてやるから今度 教科書見せてみろ」
『うん、ありがと♪』
なな は、宿儺の肩に頭を預け眠ってしまった。
隣で スー… スー… と寝息を立てている なな を見て、宿儺は「まったく、無防備にも程がある…」と小さく呟いた。
*おわり*