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一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第34章 仲間⦅五条⦆


伊「その呪霊…、報告を受けている呪霊よりも強い…!」

なな と一緒に降ってきた女の子の呪霊は、その場で消滅してしまった。

伊⦅3級はあっちだったのか…
となると あの呪霊は未確認の呪霊。
なな さんだけで何とかなるのか…?⦆

なな は自分の周りに散らばったガラス片に、自分の呪力を流した。

『私の術式はね、ガラス製のものに自分の呪力を流す事で自在に動かす事ができるの』

術式の開示をし、呪霊に向かってガラス片が飛んでいった。
呪霊に傷を与える事はできたが致命傷までは与えられなかった。
呪霊の傷は、あっという間に治ってしまい、振り出しに戻ってしまった。

「ギヒヒヒ」

ガラスを大きくしようと、両手で印を結ぼうとした その時、呪霊の攻撃が始まった。

⦅デカい図体して攻撃が速い⦆

防御してばかりで反撃に転じられない なな。
バランスを崩して転んでしまった なな の右腕を、呪霊は軽々と掴んで空へ放った。

⦅…私って弱いなぁ……
悟や傑みたいに強かったらなぁ…
硝子みたいに反転術式が使えたらなぁ…⦆

走馬灯のように、なな は仲間の事を思い出していた。

ボタボター…

地面に落ちる肉片。

伊「なな さん…!
五条さん、夏油さん…!」

夏油が なな を横抱きし、五条が呪霊を祓っていた。

『…2人とも……ありがと………』

夏「ヒドくやられたね。右腕は折れてるんじゃない?」

五「………………」
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