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一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第30章 好きって言って⦅虎杖ver⦆


京都姉妹校 交流会。

死亡と聞いていた虎杖が目の前に居る。
なな を含め、東京校の1年生'sが驚いている様子を五条は楽しんで見ている。

完全にスベった感丸出しの虎杖が入っている箱を ガン、と蹴られ振り返ると、安堵したような呆れたような表情の伏黒と、箱を蹴った張本人であり 目にうっすら涙を浮かべている釘崎、そして、涙を流して固まっている なな を見て、虎杖は おっぱっぴーのポーズをしたまま固まって謝罪した。


交流戦 開始までの時間、東京校は作戦変更に追われた。
はじめ、東堂には伏黒を当てる事で検討していたが、パンダから「呪霊も適当に祓いながら数を確保した方が良い」との助言から、玉犬の鼻を使いながら呪霊を祓い、東堂以外の京都校の生徒は適当に応戦する事になっていた。
では、誰が東堂の相手をするか、となった時、なな が東堂の相手を買って出ていた。

『さすがに あの人(東堂)でも、女に本気は出さないよ』

なな が東堂の馬鹿力を知らないわけではない。
伏黒がボコボコにされている時、自販機の前で釘崎と その様子を見ていたのだから。
そのためパンダと伏黒から「無理だ」と言われ、体格差の事まで理由に挙げられたが、東堂の足止め係を引き下がらなかった。

『ヤバくなったら逃げるから。
みんなの足手まといにはなりたくないから、一緒に戦わせてよ』

2年生も含めて、自分の思いを伝えると、みんなはやっと了解してくれた。
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