• テキストサイズ

戦国怪奇譚〜弐〜

第1章 夢の淵




自分の横をとおりすぎたのは
まだ幼い子どもだった

「こら!
病院で走らない!」

「うー、ごめんなさい…」

「まぁまぁ
、こっちに来なさい」

「うん!」

(そっか……
これ私の記憶だ
お母さんが生きてた頃の)


病院で少しやつれた顔をした
優しそうなお母さんと
幸せそうに笑う自分の姿



「ねぇねぇお母さん」

/ 30ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp