第5章 ゼノ=ジェラルド
目覚めるともうゼノ様は出かけた後だった。
私も今日はウェスタリアに戻り孤児院の視察と花祭りへの参加が待っていた。
ベッドから立ち上がると昨日ゼノ様に柔らかくされたソコがくぷっと音をたてて愛液の残りを滴らせた。
指で拭い余韻を感じていると部屋をノックされる。
ユーリ「キャリー様〜。起きてる?」
私は慌ててそばにあった夜着を羽織る。
ユーリ「あ!まだ何にも準備してないじゃん。急がないと遅れるよ!」
ユーリがドレスなどを次々と出してきてくれる。
私も急いで準備を始めた。
ユーリ「きつくない?」
コルセットを締めながらゼノ様につけられた後をユーリが指でなぞる。
キャリー「ユーリ…っ!」
ユーリ「朝からこんな艶かしいもの見せられちゃうとなぁ。」
真っ赤になって俯いているとユーリが楽しそうにクスクスと笑った。
ユーリ「聞いた?忙しい理由。」
キャリー「あ、うん。ユーリ、ありがとね。」
ユーリ「じゃあ、今日から覚悟してて。とりあえず、少し早めに出て城の現地視察。馬車の中で間取り図も確認してね。ゼノ様の要望しか通してないから、キャリー様の意見を聞きたいって。…はい!出来上がり。」
私はドレスを着ると早速ウィスタリアへ出発した。