第5章 ゼノ=ジェラルド
ゼノ様を引き抜くと白濁の液が内腿をつたう。
ゼノ様の下半身も私の愛液で汚れてしまった。
2人でバスルームに向かう。
身体を洗い流し湯泉に浸かる。
ゼノ様に後ろから抱かれ、前に伸びた腕に頬を寄せる。手のひらは足の付け根の辺りでゆらゆらと彷徨っていた。
ゼノ「ウィスタリアとシュタインの間に街を作ろうと思っている。」
私は驚いてゼノ様を見上げた。
ゼノ「森を一つ抜けて公務に赴くのは大変であろう?今、その計画を進めているが、本来ならば数年かける所を急がせているのでどうしてもこちらも忙しくなってしまう。」
確かに婚約してからというもの、お互いの国で貿易が盛んになってきていた。
国同士の交流も増えている今、半日以上かけて行き来をするのは効率的ではなかった。
ゼノ「街の建設と共に国境付近に城を一つ建てようと思っている。」
キャリー「お城?」
ゼノ「早く夫婦になりたくはないか?」
キャリー「…っ!」
ゼノ様の言葉に涙が浮かぶ。
キャリー「ゼノ様…」
唇を寄せると太腿にあった指が中に入ってきた。
キャリー「…はぁん…」
ゼノ「本当ならば出来上がってから驚かそうかと思ったんだが、ユーリにキャリーが不安を感じていると指摘された。」
キャリー「ユーリ…っ…に…?」
ゼノ「それに、2人で住む城だ。2人で築いた方が良いかと思った。」
キャリー「…っ…ゼ…ゼノっ…っ!」
話しながらも手を休める事のないゼノ様に、目で訴える。
ゼノ「どうした?望みは口にして言え。」
涙目で訴える私を見てうっすら笑みを讃えると余計に激しく刺激を与える。
キャリー「だめっ…お湯が…入っちゃうっ!」
手は止まる気配を感じない。
キャリー「ぁん…んっ…あっあっ…ゼノっ…挿れてっ…ぁあんっ!」
やっとのことでお願いした私にゼノ様は希望通り挿入してくれた。
お湯から上がりバスタブに捕まる。
ソコに入っていたお湯を吐き出しゼノ様を奥まで向かい挿れる。
ゼノ様の律動に合わせて腰を突き上げ、一番奥を刺激する。
キャリー「あっあっあっあっ!」
喘ぎ声はバスルームに響き、肌が合わさる音と共鳴した。
程なくして本日何度目かの絶頂を迎え裸のまま抱き合って眠った。