第4章 アラン=クロフォード
次はサラダだった。
レタスをちぎり、キュウリをスライスする。
帆立はボイルしてあるものを使った。
エビの殻を剥き背わたを取る。
アラン「今回はサラダだから尻尾まで取っちゃって。」
私にエビの下処理を任せたアランはまたスカートに手を掛け、エビの殻を剥くように剥ぎ取った。
キャリー「アランっ!」
私の下半身がエプロンだけの状態になる。
真っ赤になって服を着ようとするとアランに阻まれた。
アラン「…なんで着るんだよ。ほら、次は?」
まな板の上にはイカが用意されていた。
アラン「腑をとるんだけど、中に筋みたいのがあって胴とくっついてるから指で探って筋を外して。」
イカの胴の中に指を入れると中を探る。
アランの指も私の中に入り掻き回してくる。
キャリー「ぁ…っ…ぁん…ダメ…っ!」
アラン「料理って意外とエロいな。」
楽しそうに呟くアランとは逆にどんどん余裕がなくなって行く。
アランに言われたイカの筋を見つけると指で破り腑を胴からズルリと引き抜く。
アランの指も私から引き抜かれる。
アラン「胴を開いて皮を剥いて。格子状に隠し包丁入れて。」
アランもサラダの盛り付けを手伝ってくれてやっと料理に集中できる。
食べやすい大きさに切ったイカを半生の状態に湯通しする。
アラン「余熱で火が通る位がちょうどいい。次はドレッシングだな。俺はシンプルなのが好きだから、サラダ油2、オリーブオイル1、レモン汁3に塩、胡椒ってとこだ。」
アランに言われた分量の調味料をよくかき混ぜる。
綺麗に盛り付けをしてサラダが完成した。
ポテトは皮付きのままのジャガイモを揚げてコンソメを振りかける。
最後にハンバーグを焼くことになった。