第1章 ジル=クリストフ
その夜。
ジル「明日はどこか行きたい所はありますか?」
レオにジルも休みだと聞いてからずっと考えていたことだった。
しかしどこへ行っても護衛の者や街の人々がいるので結局私が出した答えは
キャリー「2人きりでゆっくりしたいです」
その答えを聞いて、ジルは少し呆れたような顔をする。
ジル「欲のない人ですね。では明日は私に任せていただいてよろしいですか?」
言いながら私の頬に手を伸ばす。
頬にあるジルの手に手を重ねながら答える。
キャリー「…はい。ジルとならどこへでも」
ジルは嬉しそうに微笑みながら私の顎を上にあげると優しいキスをした。
重ねた手を引きベッドへ導くと優しかったキスが深いものへと変わっていく。
キャリー「…はぁ……っん……」
合間に漏れる吐息が甘くなり、ジルのキスが唇から耳、首、鎖骨へと降りて行く。
ネグリジェのリボンを解き、肩紐を下ろすと布の重みだけで肌をスルリとすべり落ち胸が露わにされた。
何度経験しても鼓動が早くなり恥ずかしさに胸を覆ってしまう。
ジルはその手を解き私の頭の上で両手首を抑えると妖艶に微笑む。
ジル「明日は一日中イカせてさしあげるのもいいですね」
キャリー「っ!そんなっ‼︎」
思いもよらない言葉に頬が真っ赤に染まり身体の中心がジンと熱くなる。
そんな私の反応に満足気にジルが微笑み、腰に溜まっていたネグリジェを摂ると内腿に手を這わす。
キャリー「…ぁ………ぁん」
ジル「まだ何もしていないのにこんなに濡らして…」
ジルがそこに触れる度にぴちゃぴちゃと水音が響く。
私はジルの指を容易に飲み込むとそこから込み上げる快感に身を震わせた。
ジル「キャリーの中も震えていますよ。」
指を出し入れされるとぐちゅぐちゅと音が聞こえて更に恥ずかしさが増す。
親指で中心のシコリを、人差し指と中指で中を刺激され、もう自分ではどうにもできないほどに下半身が震えていた。
キャリー「ぁっ…ぁっ…やぁっ…ジル
っっ‼︎」
上り詰めようとしたその時、指が抜かれ掴まれていた両手首が解放された。